タバコだけ簡単に増税が可能な理由は、大きく分けて以下の2つが挙げられます。
喫煙者は少数派であり、政治的な影響力が小さい
タバコは健康被害の原因であり、増税は喫煙を抑制する効果が期待できる
1つ目の理由は、喫煙者は日本の人口の約20%程度であり、政治的な影響力が小さいため、増税に反対する声があっても、それほど大きな影響を与えにくいという点です。また、喫煙者は非喫煙者よりも経済的に余裕がある傾向があるため、増税による負担がそれほど大きくならないということもあります。
2つ目の理由は、タバコは健康被害の原因であり、増税は喫煙を抑制する効果が期待できるという点です。タバコは肺がんや心臓病など、さまざまな健康被害を引き起こす原因とされており、増税によりタバコの価格が高くなれば、喫煙を減らす効果が期待できます。
また、タバコ税は国の重要な財源のひとつであり、増税により税収を増やす効果も期待できます。
なお、喫煙者ではない方にとっては、タバコ税の増税は、非喫煙者への転換を促す効果も期待できます。
ただし、タバコ税の増税は、喫煙者の生活に負担をかけるだけでなく、違法なタバコの流通を助長する可能性もあります。また、タバコ税収の使い道については、喫煙者だけでなく、非喫煙者からも納得できるような使い道が求められます。
私の記憶だとこの30年くらいで3倍くらい値上がりしています。
はい、その通りです。1990年には、紙巻きタバコの平均価格は1箱250円程度でしたが、2023年には560円程度と、約3倍の値上がりとなっています。
この30年間で、タバコ税は5回にわたって増税されています。2018年には、紙巻きタバコと加熱式タバコの税率を段階的に引き上げる方針が打ち出され、2022年10月までに、紙巻きタバコは約1.5倍、加熱式タバコは約2倍の税率に引き上げられました。
また、2022年10月には、消費税が10%に引き上げられたことも、タバコの価格上昇に影響を与えています。
タバコの値上がりは、喫煙率の低下に一定の効果を上げているとみられています。厚生労働省の調査によると、1990年の喫煙率は男性で52.0%、女性で20.6%でしたが、2022年には男性で29.9%、女性で12.3%と、いずれも半数以下にまで減少しています。
ただし、タバコの値上がりは、喫煙者の生活に負担をかけるだけでなく、違法なタバコの流通を助長する可能性もあります。また、タバコ税収の使い道については、喫煙者だけでなく、非喫煙者からも納得できるような使い道が求められています。
加熱式だと健康に影響は少ないのでしょうかね?
加熱式タバコは、紙巻きタバコに比べて、主流煙に含まれる有害物質の量が少ないと言われています。しかし、ニコチンなどの有害物質は含まれているため、健康への影響はゼロではありません。
厚生労働省の調査によると、加熱式タバコの主流煙に含まれるニコチンの量は、紙巻きタバコと同等かそれ以上であるという結果が出ています。また、タールや発がん性物質の量は、紙巻きタバコに比べて少なくなっていますが、完全にゼロになるわけではありません。
加熱式タバコの健康影響については、まだ研究が十分に進んでおらず、今後の研究で明らかになることが期待されています。
加熱式タバコの健康影響について、以下のような点が懸念されています。
- ニコチンによる依存性
- タールや発がん性物質による健康被害
- 受動喫煙による健康被害
加熱式タバコの健康被害を抑えるためには、喫煙量を減らす、禁煙に取り組むなどの対策が重要です。
やはり喫煙しないほうがいいですね笑。
はい、喫煙しないほうが良いと思います。喫煙は、肺がんや心臓病、脳卒中など、さまざまな健康被害を引き起こす原因となります。また、受動喫煙によって、非喫煙者も健康被害を受ける可能性があります。
喫煙を始めたとしても、早めに禁煙に取り組むことが大切です。禁煙は、健康を守るだけでなく、経済的にもメリットがあります。
禁煙を成功させるためには、禁煙外来や禁煙アプリなどのサポートを利用することも有効です。