はい、その通りです。
キャメロン氏は2016年にEU離脱の国民投票で敗北した責任を取って首相を辞任し、下院議員も辞めていました。その後は政界から身を引いて、慈善事業などに取り組んでいました。
そのため、キャメロン氏が7年ぶりに政界に復帰し、しかも外相という要職に就任したことは、多くの人にとってサプライズだったと思います。
キャメロン氏の就任は、スナク首相の支持率低迷を背景にしたものと考えられます。スナク氏は、インフレや経済停滞、国民医療制度の長期間の受診待ちといった問題で支持率が低迷しています。キャメロン氏は、EU離脱をめぐって国民の支持を失ったものの、首相として実績を残した人物です。その経験と人脈を期待して、スナク氏はキャメロン氏の起用を決めたと考えられます。
キャメロン氏の就任は、スナク政権の浮揚につながるか注目されます。キャメロン氏は、EU離脱後の英国の外交政策を担うことになります。ウクライナ戦争や中国の台頭など、国際情勢は不安定な状況が続いています。キャメロン氏の外交手腕が問われることになるでしょう。
【解説】 キャメロン元首相の政界復帰、いったい何が起きているのか - BBCニュース
心なしか、イギリスの通貨も上がってきているような気がしますが影響力が大きいのでしょうか？
はい、イギリスの通貨であるスターリング・ポンド（£）は、2022年12月頃から徐々に上昇しています。2023年11月14日現在では、1ポンド＝186.15円と、2022年12月19日時点の165.49円から約10％上昇しています。
このポンドの上昇には、いくつかの要因が考えられます。
- 欧米の主要中央銀行による金融引き締め
欧米の主要中央銀行は、インフレ抑制のために金融引き締めに動いています。この動きは、リスク回避の動きと相まって、ポンドを含む高金利通貨の価値を押し上げています。
- ウクライナ戦争の長期化
ウクライナ戦争の長期化は、欧州経済への悪影響を懸念させ、ユーロなどのユーロ圏の通貨の価値を下げています。これにより、ポンドとの比較でポンドの価値が上昇しています。
- イギリスの経済状況の改善
イギリスの経済は、2023年に入ってから回復基調にあります。インフレ率は高止まりしていますが、失業率は低下しており、GDP成長率もプラスに転じています。この経済状況の改善も、ポンドの価値を押し上げる要因となっています。
キャメロン氏の外相就任は、ポンドの価値に直接的な影響を与える可能性は低いと考えられます。しかし、キャメロン氏は、EU離脱後のイギリスの外交を主導する人物です。キャメロン氏の外交手腕が評価されれば、イギリスの国際的なプレゼンスが向上し、ポンドの価値も上昇する可能性があります。
今後のポンドの動向は、欧米の金融政策やウクライナ戦争の状況など、さまざまな要因によって左右されると考えられます。
キャメロン元首相はイギリスのEU離脱を反対してましたっけ？
はい、キャメロン元首相はEU離脱に反対していました。
2015年の総選挙で保守党が勝利した後、キャメロン氏はEU改革を実現するために、国民投票を実施することを公約しました。しかし、国民投票では離脱派が勝利し、キャメロン氏は首相を辞任しました。
キャメロン氏は、EU離脱は経済的損失や政治的不安定をもたらすと考えていました。また、EU離脱はイギリスの国際的なプレゼンスを弱めるとも懸念していました。
キャメロン氏は、国民投票の結果は尊重すべきだと述べていましたが、離脱を実現する責任は負わないと表明しました。
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