マグニチュードと震度は、地震の規模と揺れの強さを表す言葉ですが、2つの意味は異なります。
マグニチュードは、地震そのもののエネルギーの大きさを表す数値です。マグニチュードは1増えると、地震のエネルギーが32倍になります。つまり、マグニチュード7の地震は、マグニチュード6の地震の32個分のエネルギーを持っていることになります。
震度は、地震が起きたときの、ある地点における揺れの強さを表す数値です。日本では、気象庁が10階級で震度を定めています。
震度は、マグニチュードだけでなく、震源からの距離や地盤の性質などによっても異なります。例えば、マグニチュード7の地震であっても、震源から遠い場所では震度が大きくならないことがあります。また、地盤が軟らかい場所では、震度が大きくなりやすくなります。
震度の階級ごとの揺れの強さは、以下の通りです。
震度 | 揺れの強さ |
---|---|
0 | 感じられない |
1 | かすかに揺れる |
2 | 窓ガラスが揺れる |
3 | 家具が揺れる |
4 | 室内でも歩きにくい |
5弱 | 家具が倒れる |
5強 | 家屋の被害が出る |
6弱 | 大きな家屋の倒壊が出る |
6強 | 広範囲にわたって被害が出る |
震度の階級が1上がると、揺れの強さは約2倍になります。つまり、震度5弱の揺れは、震度4の揺れの約2倍の強さになります。
地震が発生した際には、震度を参考にして、身の安全を確保することが大切です。震度6弱以上の地震が発生した場合は、すぐに家屋の外に避難しましょう。