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真贋判定「何の時計かわかりますか?」

写真の時計は、カルティエ(Cartier)の「サントス(Santos)」シリーズのデザインです。

具体的には、1970年代〜80年代頃の「サントス ガルベ(Santos Galbée)」やそれ以前の「サントス カレ」といった旧型モデルのデザインに見えます。

ただし、裏蓋(2枚目の写真)の刻印に基づくと、少し通常とは異なる点(注意点)が見受けられます。詳しくは以下の通りです。

1. デザインの特徴

  • モデル: カルティエ サントス(Cartier Santos)
  • 特徴: 飛行機のビスをモチーフにしたベゼル(枠)とブレスレットのビスのデザイン、四角い文字盤、ローマ数字が特徴的なカルティエの代表作です。

2. 裏蓋の刻印についての分析

裏蓋には以下の刻印が確認できます。

  • Cartier Paris
  • 925 ARGENT: スターリングシルバー(銀)製という意味。
  • PLAQUE OR G 20M: 20ミクロンの金メッキ(ゴールドプレート)という意味。

3. この時計の注意点(重要)

この「シルバー製(925)」+「金メッキ(PLAQUE OR)」という仕様は、通常「マスト ドゥ カルティエ(Must de Cartier)」シリーズ(マストタンクなど)で使われる素材の組み合わせです。

一方で、写真のようなデザインの「サントス」シリーズは、通常ステンレススチール(ACIER)または18Kゴールドで作られており、「シルバーに金メッキ」という仕様のサントスは、正規品のカタログモデルとしては一般的に存在しない(または極めて稀)とされています。

  • 可能性1(レプリカの可能性): 昔のレプリカ品(コピー品)の中には、製造コストを抑えるために、当時流行していた「マストタンク」の裏蓋の刻印(925/PLAQUE OR)をそのままサントスのデザインに流用したものが多く存在しました。
  • 可能性2(非常に稀なヴィンテージ): 極めて稀なヴィンテージモデルの可能性もゼロではありませんが、サントスのブレスレットモデルでこの仕様は一般的ではありません。

まとめ

デザインは「カルティエ サントス」ですが、素材の刻印がサントスの通常仕様(ステンレス/金)と一致せず、マストシリーズの仕様(シルバー/金メッキ)になっています。

正確な真贋や価値を知るためには、ブランド時計の専門店や質屋などで鑑定してもらうことを強くお勧めします。

中学生の頃に貰って使っていましたが、はじめからニセモノだと言われていました。本物だと現在の値段はいくらですか?
残念ながら、その時計が「はじめからニセモノ」と言われていたというお話は、裏蓋の刻印(本来サントスには使われないシルバー製の刻印がある点)からも事実である可能性が極めて高いです。

しかし、もしこれが本物の「カルティエ サントス(コンビモデル)」だった場合の現在の市場価値についてお答えします。

もし本物であれば、現在は「約40万円〜80万円」ほどの価値がつく可能性があります。

もし本物だった場合の相場詳細

写真の時計のデザインは、1970年代〜1980年代に製造された「サントス カレ」または「サントス ガルベ」というモデルに該当します。これらは現在、ヴィンテージ時計としての人気が非常に高まっており、価格が高騰しています。

  • サントス ガルベ(Santos Galbée)コンビ
  • 1980年代後半〜のデザイン。少し丸みを帯びた形状。
  • 中古相場:約40万円〜60万円

  • サントス カレ(Santos Carrée)コンビ

  • 1970年代〜のデザイン。より角張った形状で、ヴィンテージファンに人気。
  • 中古相場:約50万円〜90万円
  • ※状態が良いものや、自動巻き(オートマチック)モデルだとさらに高値がつきます。

なぜこれが「ニセモノ」と判断されるのか

ご参考までに、決定的な理由を補足します。

  • 素材の矛盾: 本物のサントス(ブレスレットタイプ)は「ステンレススチール」で作られています。しかし、お持ちの時計の裏蓋には「925 ARGENT(銀)」や「PLAQUE OR(金メッキ)」と書かれています。
  • 刻印の流用: この「銀に金メッキ」という仕様は、カルティエの革ベルトの時計(マストタンクなど)に使われるものです。当時のコピー品業者が、サントスのデザインに、マストタンク等の裏蓋の刻印を適当に組み合わせて作った典型的な特徴と言えます。

本物であれば非常に高価なモデルですので、中学生の頃に譲り受けた思い出の品として大切にされるのが良いかと思います。

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